「こんな薬剤師になりたい！」という熱い想いは、薬剤師になってからしばらくは無かったと思います。恥ずかしいですね・・・。人って不思議なもので考え方が変わってくるものなんです。いつ頃かはハッキリ覚えていませんが、何の為に調剤薬局で働いているんだろう？って感じはじめたんです。

最初は、設備、機器類が古いなぁ・・・って思い始めて、自分のスキルも上げなければならないけど、もっと患者様のために早く薬をお渡ししてあげることを考えると、今の時代に合わせた機器類が必要ではないのかなぁなんて思ったことがきっかけでしたね。他の会社はどうなんだろう？とかどんな仕事の流れなんだろう？とか疑問に思って調べたりしてましたかね。そのようなことから、徐々に薬剤師としてできることは今以上のことは無いんだろうか？とか患者様にもっと寄り添ってサポートをしていけたらなぁと考えだしました。そこで出会ったのが在宅でした。勉強会に参加した時に、今の先輩方にあたるお二人に出会ったのです。バイタルサインチェック、フィジカルアセスメントなどなど私には衝撃的で、時代のニーズについていけていないことも当然ながら、薬剤師として患者様にできることがこんな身近にある！と気付かされました。やりたいこと、できることを熱心に語って下さり、一緒に仕事がしたいと直感で思いました。

私は山口県下関なのですが、橋を渡れば北九州市なので遠い場所とは思っていませんでしたので、やりたいことの実現、薬剤師、社会人としてのスキルアップのために薬心堂に転職しました。学生時代に、このような刺激を受けていればもっと早く今以上のスキルがついていたかもしれませんね。でも私なりの道でもあったのだと思います。

仕事は、尊敬できる先輩方やスタッフがいることと、同じ気持ちを共有できる環境であることが重要だと感じています。就職活動は、できるだけ多くの会社、薬局を見て、先輩方、スタッフの方々の話を聞いて、共感できる職場を探したほうがいいですよ。人によっては遠回りをして自分の居場所をみつけることもありますが、早く見つけることがより良い人生を歩んでいくのではないかと思います。そのためには目標も持つ事も大切ですね。