患者様の症状が回復していく様子を見れるのが在宅であり、その手助けができていることを実感できるのが在宅ですね。

薬心堂が今の在宅診療になるきっかけとなかったのが、とある患者様のご様子を伺いにお宅まで出向いたことでした。他科の薬を服用されていて、薬の飲み過ぎが見えたのです。残薬の整理も必要でしたし、全ての医療機関の薬を整理して必要な分だけ服用してもらおうと、先ずは診療報酬点数をもらうことは考えず、患者様に寄り添いサポートすることを始めました。病院の先生にも私たちからお願いに出向いて…　このときは、患者様のためにできる事をしよう！という一心だけでしたね。患者様の中には、薬の飲み過ぎでむくみがあったり、歩行困難になったりしているケースもあり、減薬することによりその症状も回復し、歩行もできるようになる方もおられました。この成功体験から、私たちは在宅への道を進み始めたのです。

地域の健康を支える為には、在宅だけではなく外来の患者様、ご近所の皆様が気軽に立寄れる薬局でなければなりません。そして、私たち薬剤師の自己満足だけでは何もいいことはありません。患者様にできることを考えて考えて毎日活動しています。そして、その考えは１人ではなく、スタッフや仲間と考え実行していくことに楽しさがあります。この会社に縁があったのもたまたまの出会いからでした。１人で何かできないのかなぁと思っているときに、今の同僚と出会っています。患者様にできることを探し続ける仲間に出会う事で、自分の夢や目標に向かう事ができ、そして実現することができ始めています。社会人になってからの出会いは、私にとって本当に貴重なものになっています。

皆さんはぜひ、就職活動を通して本当にやりたいこと、一緒に仕事をしたいという仲間や先輩に出会えるように、たくさんの会社や薬局を観て聴いてください。その一つとして、私たち薬心堂に出会っていただけたら嬉しく思います。そして、受け身ではなく自ら動いて自分の人生を切り開いてくださいね。そんな積極的なみなさんとの出会いを楽しみにしています。