私は大学を卒業して15年間、2つの会社で薬剤師として経験を積んできました。2社とも個人経営に近い小さな会社だったのですが、ある時期、長期的な展望を考えて今の会社に入社しました。

当社は、調剤薬局の他にも整骨院や介護施設など幅広い分野に事業展開し、九州はもとより関東まで60店もの総店舗数を運営しています。この規模になると、組織としてのシステムがしっかりしていて、働きやすい環境が整っているので安心できますね。

また店舗数が多いということは、取り扱う科目も幅広くなります。私の場合は、これまで内科や小児科をメインに取り扱ってきましたが、他店舗に応援に行った際には、耳鼻科や透析関係といった違う科目の処方箋を扱うことができるので、とても勉強になります。

特に高齢の患者様の場合は、複数のお薬を服用されていることが多いので、飲み合わせの知識を深めたいと思っていました。資料を見るだけではなく、実際に自分で取り扱ってみて分かることも多くあります。

当社のようにある程度の規模がある会社であれば、このような勉強ができる機会が多くあります。

逆に大企業というわけではないので、経営陣との距離がある程度近く、自分の意見や希望を伝えやすいというメリットもあります。当社は様々な面でバランスがいいですね。

これから就職活動をされる皆さんも、自分の理想の働き方を考えて、会社の規模を選ぶことが大切だと思います。

そして当社のように、経営陣の中に現場を知っている薬剤師がいることも、働きやすさの指標になるのではないでしょうか。