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薬学生の就職活動のポイント

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05気になる5つのポイント

人によって、就職先を決めるポイントは違いますが、多くの薬学生にとって関心が高い項目が「給料」「研修制度」「勤務時間」「休日」「勤務地」の5つではないでしょうか。
希望条件が全て適うことは難しいですが、自分が一番優先したいのはどのポイントなのか優先順位をつけながら、極力自分の希望に合う勤務先を探してみましょう。
この項では、上記5つのポイントについての解説をしていきます。

給料
給料で大切なポイントは、労働時間と給与のバランスです。週、月、年の労働時間と給与はほぼ比例します。これは薬剤師でも一般の会社員でも同じです。基本給与に薬剤師手当や遠隔地手当などが含まれて給与となります。

薬学新卒者の給料ですが、薬局と病院では、薬局の方が高い事が一般的です。場所によっては3~5万円ほどの差があるところもあります。
賞与(ボーナス)は、基本給の◯ヶ月分という考え方が基本なので、基本給が20万円で賞与が2ヶ月分であれば40万円になります。(調剤薬局の場合は薬剤師手当ても含めてボーナスを出すところもあるので確認してくださいね)また、残業代については、残業時間が多ければ高くなります。(残業代は1分単位や15分単位など色々ありますので確認してください。15分単位だと14分59秒で退社した場合はサービス残業になります。)
年俸制の場合は、支払われ方をしっかり聞いてください。年俸を12分割して毎月支払い/14分割してそのうち2分割分を賞与として支払い、残業代は別途支給/○○時間分の残業をみなした形で年俸に反映、など、ルールは勤務先によって異なります。

研修制度
基本的にどの薬局・病院でもOJTが主となっています。
しかし、何人で新人の薬剤師を教育していくかなどは違ってきます。
その他にどのような研修制度があるのか、それは何年次のものなのか?など研修を重視する場合には具体的に質問することが望ましいです。
勤務時間
1日の実務時間は、大半の勤務先は8時間です。もちろん休憩を含まずです。8時間を5日間働けば40時間です。これが週労働時間40時間制です。
1週間に40時間働くという考え方なので、6日間働いて調整することもあります。よって、病院などで休みが少ないという話もよく耳にしますが、労働条件としては間違っておりません。
病院の場合は、通常の勤務時間に加え、当直があります。休日・祝日・夜間は交代制で病院全部の薬剤業務を対応します。1人もしくは2人で仕事をします。特に週末の当直は、月に1~2回ある事が多いので、覚悟をしていた方がよいでしょう。
休日
薬局の場合
週労働40時間制にあわせることが多く、週休2日になっている会社(薬局)が大半です。では、祝日が入っている週はどうでしょうか?これは勤務先によって違います。日曜日と祝日+1日の休みになる場合と日曜日と祝日のみの休みになる場合があります。休日のとり方はそれぞれですので、説明会などでしっかりと確認しておきましょう。
病院の場合
調剤薬局が週休2日が多いのに比べ、病院の休日は少ないです。多いのが4週6休制度。日曜日が月4回、土曜の午後半日が月4回で4週6休。病院独特の呼び方です。とは言っても、その場合は月~金は9:00~17:00で土曜は9:00~12:00の為、週の労働時間は39時間と特に過酷な労働を強いられている訳ではありません。
勤務地
病院の場合は、多くの場合希望した施設で働くことが可能です。(複数の施設を所有している法人の場合は、その限りではありません。)
薬局の場合は、全国展開をしている企業では、転勤があったり人の足りないエリアに配属されたりと、希望通りの勤務地で働けないこともよくあります。企業側としては全員の希望を通すと経営が成り立たなくなりますので、会社の計画と適材適所にあわせて人員配置をします。
もし、どうしても働きたいエリアがあるのでしたら、地域に根付いて展開をしている中小規模の会社(薬局)の中から選ぶか、全国展開しているような大手でもエリアの指定や自宅から通える範囲内の店舗間移動のみなどのコースを選ぶことで勤務地を選ぶことができます。(しかし、全国どこでも行きますといっている同期より出世が遅れることや、一部手当てがつかない分給与が少ないことは後で後悔しないためにも認識しておいてくださいね)
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