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薬学生の就職活動のポイント

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04業務内容

薬局・病院、それぞれの職場での薬剤師の仕事は具体的にどのような内容があるでしょうか。
皆さん、実務実習で実際に体験したこともあり、既にご存知だとは思いますが、おさらいという事でもう一度確認してみましょう。

薬局の場合
処方箋のチェック
処方箋中に疑問や不明点が無いか、記載項目に不備が無いか確認する。
薬歴の確認
薬歴とは、前回までに投薬した薬や指導した内容などのこと。
これを確認することで重複投与や相互作用、アレルギーなどで
処方内容が好ましくないなどのチェックを行うことができます。

少し余談にはなりますが、医薬分業の本質としてどの医療機関から薬をもらっていても重複投与や相互作用を防ぐことができることや、医師が院内にある薬の種類に縛られること無く処方することができることと言われています。

疑義照会
処方箋のチェックや薬歴の確認を行った際に疑わしい点などがあった場合は処方箋を交付した医師に問い合わせて疑義を解消した後でなければ調剤してはいけません。
疑義照会した際には変更が無くても日時・回答者・内容・照会した薬剤師の記名押印または署名が必要となります。←これを怠ると何かあった際に薬剤師の責任を問われますので自分の身を守るためにもしっかりと行いましょう。
調剤監査
調剤された薬剤が処方通りに調整されているかどうかを確認する作業
→調剤ミス、調剤過誤を防止する目的
調剤した者と別の者が行うことが望ましいとされている
→本人だと間違っていないという先入観念をもって監査してしまう恐れがある
服薬指導
処方された薬についての説明をします。服用方法や効能、副作用の可能性などを、なるべく専門用語を使わず丁寧に伝えましょう。コミュニケーションスキルが問われる部分です。患者様の健康状態の確認を行い、日常生活での注意やアドバイスをすることも大切な事です。
薬歴の入力
患者様の応需内容を記録し、次回の来局の際に活用します。貴重な情報源ですので、お渡しした薬の情報はもちろんの事、質問した事なども織り交ぜてSOAP形式で記入します。 電子薬歴・または手書きの薬歴の場合があります。
調剤報酬の算定
1.調剤技術料(①調剤基本料②調剤料)・2.薬学管理料(①薬剤服用歴管理料②その他)・3.薬剤料・4.特定保険医療材料料 の4つによって成り立っています。調剤薬局事務の方が行なってくださる事も多いです。
病院の場合
薬歴の管理
複数の科目を受診する患者様もおられます。その時に、副作用などのリスクがないか、確認する必要があります。
その為、入院患者様の治療の状況や薬歴を把握・管理しリスクを回避します。患者様の命を守る、とても重要な仕事です。
調剤
ドクターが出した処方せんの内容について、飲み合わせやアレルギーなど副作用、分量、飲み方などをチェックしたうえで調剤を行います。また必要に応じて病院独自に薬や消毒剤などの製剤を行います。
入院患者・外来ともに対象です。病院薬剤師の基本となる業務です
注射剤調剤
注射薬は内服薬よりも効果が高いので、安全・適切に使用する必要があります。
注射処方せんにより、個人別に調剤し、注射薬の適切な使用に貢献しています。
臨床服薬指導
入院患者への医療ケアにシフトしているのが主流ですが中でもメインとなるのは、入院患者のベッドサイドでの服薬指導。薬剤の変更があれば、新しい薬剤について解説し、副作用の兆候がないか確認します。
もちろん、きちんと薬を飲み続けているかどうかの確認も、大切な仕事。
TDM
治療薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring )の略。免疫抑制剤のように、患者ごとの個体差の激しい薬剤に関して、血中濃度のトラフ値やピーク値、またはその両方を測定して、それぞれの患者に個別化した用法・用量を設定すること。
そのデータを基に最適な用法・用量・使用間隔などを決定する。医師と薬剤師が共同で行う重要な業務です。
薬剤の管理
病院で使用する医薬品の発注と在庫管理を行っています。その他、麻薬管理室などでは、麻薬の保管、管理、廃棄、および麻薬施用に関する教育を行っています。
無菌製剤
クリーンベンチを設備し、一定の規格に合格した清潔度の高い無菌環境で、高カロリー輸液の無菌的な調剤を行います。
抗がん剤の場合には医療従事者の被爆を避けるために安全キャビネットを設置し、調剤を行います。
安全キャビネットの設備は見学を行った際に見たほうがいいですよ・・・
医薬品情報の管理・提供
いわゆるDI(Drug Information)業務で、病院内における医薬品に関する情報の発信部署です。常に最新の情報を収集し、主に医薬品に関するさまざまな情報の収集や提供を行い、患者さまへより良い薬物療法のために役立ててもらう仕事のことを指します。
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