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就活マナー講座

就職活動をしていく中では、会社訪問や薬局訪問をする機会もあるかと思います。説明会や店舗見学会も訪問だと思ってください。ルールを守って、お互いが気持ちよく過ごせるように、訪問や挨拶に関する基本的なマナーを確認してみましょう。 また、実際に社会に出てからもこれらのルールは基本的には変わりません。就職活動のときには使わないものでも、仕事を始めてから必要になってくる、訪問や挨拶のマナーもあるので、そういったマナーもここで一緒に確認してみてください。

薬局訪問の仕方

薬局(会社)訪問をするときは、薬局の採用担当の方と日程調整をします。必ず調整してから訪問するようにしてください。相手の都合を考えずに、いきなり訪問する、といったことはマナー違反です。

薬局に着いたら、「○○大学の△△と申します。□様と△時のお約束で参りました」というように、自分の名前と、会う約束をしている人の名前を伝えます。薬局の中や事務所の中に通されたら、相手にすすめられてから席に着くようにします。「失礼します」と一言添えるとよいでしょう。また、お茶を勧められたらお礼を言う、面会の約束がある人以外にもその薬局内や会社内で会う人には挨拶をするなど、きちんとコミュニケーションが取れるようにしましょう。コートは会社に入る前に脱いでおくようにし、カバン等は自分の足元に置いておきます。

見学や面会が終わったら、最後にきちんと「お忙しいところありがとうございました」と挨拶をしましょう。せっかく時間をとっていただくのですから、自分も相手も気持ちよくすごせるような気配りを大切にしてください。

挨拶の仕方

一言で挨拶といっても、お辞儀の仕方にもいくつか種類があるということを知っていましたか?簡単に言うと、お辞儀には「会釈」、「敬礼」、「最敬礼」の3つがあり、場面や状況に応じて使い分けることになっています。普段何気なく人に挨拶するときはそれほど意識しなくても良いかもしれませんが、大事な場面での挨拶は、やはりきちんとできるようにしておきましょう。

お辞儀の種類
会釈 普段の挨拶、社内でのすれ違いのときなど 15度
敬礼 上司やお客様への挨拶 30度
最敬礼 相手にお詫びをするとき、重要な商談やお願いをするとき 45度

名刺交換について

学生の間は、自分の名刺を持つことはほとんどないかもしれませんが、社会人になれば必ずと言っていいほど名刺を交換する機会があります。また、学生の間でも、就職活動時に企業訪問をすれば、相手の方から名刺をいただくことがあるかもしれません。名刺交換のときのマナーと、名刺の取り扱い方についてチェックしてみましょう。

名刺の受け渡しの仕方

基本的には、目下の者、もしくは訪問した側が先に名刺を差し出すのがルールです。「✕✕株式会社の△△です、よろしくお願いいたします」と言いながら、相手の目を見て挨拶しましょう。もし遅れてしまった場合は、「申し遅れましたが」と一言添えてから自分の名刺を渡します(自分が学生などで、相手からもらうだけのときは、両手で受け取ります)。自分の名刺を渡し終わったら、相手にいただいた名刺は「○○様ですね、頂戴いたします」と言葉を添えながら胸の高さで両手で受け取ります。もし相手の名前の読み方が分からない場合は、必ずその場で確認するようにしましょう。名前の読み方を聞くのは、つい遠慮してしまいがちですが、間違った読み方をしてしまうほうが後々失礼になります。

交換が済んでも、相手の名刺をすぐに直してしまうのではなく、しばらく机の上においておきましょう。きちんと名前と顔を覚えたな、と思ったら、タイミングを見て名刺入れにしまいます。複数の人と面会するときは、名刺を相手の席順に合わせてならべると、顔と名前が一致して、覚えやすいでしょう。いただいた名刺をいつまでも出しておくのも、なかなか名前を覚えていないようで失礼に当たる、と言われることもあります。

面会が終わってから、会った相手の印象や話した内容などを簡単に名刺の裏にメモしておくと、時間がたってから相手のことを思い出すときに役に立つかもしれませんね。後から相手に連絡するときにも名刺は必要になってくるので、訪問が終わってからも、名刺は大切に扱うように心がけましょう。

名刺の雑学

余談ですが、外国では名詞の扱い方が日本とは違います。日本のように、ビジネスシーンでの自己紹介に使われるのではなく、贈り物に添えるカードとして使われたり、年末年始の挨拶を書くメッセージカードとして使われたりします。また、形や形式も日本のように一定の規格はなく、氏名だけしか書かれていなかったり、大きさや形が様々だったりします。しかし、ビジネスで来日する外国の方は、最近ではほとんどが日本のルールに習って名刺交換を行うので、基本的にはマナーも同じでかまわないでしょう。気をつけなければならないことは、名刺交換の際に、きちんと相手の名前の読み方を確認することです。日本人同士でももちろん大切なことですが、相手が外国の方の場合は特に注意して、後々失礼にならないようにしたいものです。

また、名刺は紙でできているのに、なぜ「名紙」と書かないの?と思ったことはありませんか?名刺は中国から伝わったもので、もともとは木や竹を削ったものに名前を書いたり彫ったりしていました。その竹のことを「刺」と言ったので、今でもこの字が使われているのだそうです。

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