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薬剤師の福利厚生

02出産による休暇取得に理解ある職場に入職するには

若い薬剤師から多く上がる不安のひとつに、出産によって発生するブランクがキャリア形成にどう影響していくかという問題があります。
これから結婚・出産といったライフステージを迎える方も多いであろう薬学生の皆さんにとっても、子育てと仕事の両立は気になる問題ではないでしょうか。
実は、企業の中には子育てとキャリア形成の両立を支援してくれる勤務先があるんです。
では、具体的にはどのような職場を選べばよいのでしょうか。

目次
【1】産前産後休暇と育児休暇を取得することについて
【2】産休・育休取得実績のある職場の探し方
【1】産前産後休暇と育児休暇を取得することについて
薬剤師は女性の割合が大きいこともあって、産前産後休業や育児休業の制度を設けている職場は多いです。
産前産後休業とは、出産の前後で休みを取得して出産に備えることで、特に産後は本人が働きたいと希望したとしても、出産日より6ヶ月は働くことが出来ないことになっています。
育児休業とは、子どもの養育をするために設けられた制度で、1歳に満たない子を養育する男女の労働者が対象となります。
これらの制度を利用することで、出産によるブランクを最小限にできますし、もともと働いていた職場に復帰できるので短期間で業務の感覚を取り戻すこともできます。
ただし注意しておきたいのが、「制度は設けていても、実際に取得実績があるかどうかは別」だということです。
求人票に「産休育休制度あり」と書いていても、実際は人手不足などの理由から退職を促されるような事例も無くはないのです。
では、実績のある職場はどのようにして見つければよいのでしょうか。
【2】産休・育休取得実績のある職場の探し方
産休・育休の取得実績を聞く一番の機会は、就職活動中の企業説明会です。
説明会では、実際に勤務している方と話ができるチャンスがあるので、その場で直接確認することができます。
また、今までに取得実績が無いという職場でも、今後に期待が持てそうな会社を判断することはできます。
たとえば、現在女性社員が多い職場は社員同士の間で理解があるため、産休や育休を取りやすい雰囲気が高いと判断できます。
ですので、企業説明会のときなどに男女比や年齢層を聞いておくと、その判断材料になり得るでしょう。
スタッフ数が少なく、ギリギリの人数で回している職場では、長期の休暇を取得されると現場が回らなくなってしまうので、休暇取得を言い辛い雰囲気があるかもしれません。
いずれにしても、企業説明会は現場の状況を知るための絶好のチャンスです。
事前に自分が聞きたい内容をメモしておき、質問する機会を与えられたときにサッと手を挙げられるよう準備をしておきましょう。
例えば、院内保育所や提携保育所がある病院では、職場の近くに子どもを預けて働くことが出来ます。24時間保育や昼休みに様子を見に行ける病院もありますので安心できます。
また、育児中は勤務時間を短くして働けるよう手配してくれる薬局などもあります。
企業によってそれそれ異なった子育て支援制度がありますので、自分自身で質問するのが一番確実な確認手段です。
ファーネットでも、年に3回病院・薬局などの企業を集めた就活イベントを開催しています。病院・薬局だけでなく、官公庁や医薬品メーカーのお話が聞ける機会もあるので、様々な業界の子育て支援制度を確認してみて、自分にあった職場を探してみてください。
また、ファーネットではサイト上で『産休育休あり』『院内(提携)保育所あり』といった条件で絞込みをして検索することもできます。希望のエリアと条件を入れてファーネットサイトを活用してみましょう。
これから迎える『出産』『育児』といったライフステージを満足のいく形で迎えられるよう、たくさんの就職先候補から自分にあった職場を選択しましょう。
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